漢方薬をオブラートに包んで飲んでも良いのか?

漢方薬が体質改善、病気の治療に効果的であると言われたにもかかわらず、中には服用をためらう方もいるのではないでしょうか。

 

その理由のひとつが、漢方薬は苦い、飲みにくい、というものである人も多いのではないかと思います。

 

薬を服用する際、飲みやすくするためにオブラートを用いる人もいますが、漢方薬を飲む際にオブラートを使っても問題はないのでしょうか。

 

オブラートの成分は、でんぷんが大半を占めており、薬を服用するときに使われるものには三角形、円形、袋型のものなど、様々な形があります。

 

また、最近では子ども向けにイチゴ、ブドウなど果物のフレーバー付きのもの、ゼリー状のものなども販売されています。

 

では、このような製品を、漢方薬を飲むときに使ったとしても問題はないのでしょうか。

 

漢方薬は錠剤や粉末状など、様々な形態のものがあります。

 

顆粒状のものは、そのまま服用するのではなく白湯または水に溶かして飲むことが推奨されています。口の中が乾燥する、といった場合にはこのようにして服用すると良いでしょう。

 

液体に溶かしても飲みにくい、という場合にはオブラートの出番となりますが、漢方薬の中にはオブラートを使うと効果が弱まるものもあります。

 

しかし、そういった種類以外の漢方薬ではオブラートを用いても効果は変わらないといわれています。

 

では、オブラートを使うとどういった漢方薬の効果が弱くなるのでしょうか。

 

漢方薬に含まれる生薬の中には、苦みや香りによって味覚や嗅覚を刺激し、胃液や唾液の分泌を促進することで胃の調子を整える作用をもつものがあります。

 

こういった漢方薬は苦味健胃性生薬、芳香性健胃生薬と呼ばれています。このような生薬は、オブラートを使うと苦み、香りが損なわれるため、その効果が薄められてしまいます。

 

具体的な生薬として、前者では黄柏(オウバク)、千振(センブリ)、桂皮(ケイヒ)などが、後者では生姜(ショウキョウ)、丁子(チョウジ)、陳皮(チンピ)、茴香(ウイキョウ)などがあります。これらの生薬が配合された漢方薬を服用する場合には、処方先の医師などに注意点をあらかじめ聞いておきましょう。

 

このように、漢方薬は含まれる生薬の特性によって扱いが変わるため、服用の方法にも原則として決まりがあります。

 

漢方薬の選び方はもちろん、飲み方についてわからないことがある場合、自己判断で対処せずに専門の医師や薬剤師に話を聞くようにしましょう。

 

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