漢方薬の効果をより高める方法はあるか?

西洋医学の波に押されつつあった漢方薬ですが、最近は冷え性などの「未病」の治療、体質改善に効果があるとして様々な場面で処方されるようになりました。

 

また、煎じ薬のような伝統的な漢方の他に、近年は「漢方エキス剤」という、利便性を重視した現代人のニーズに合った製品も存在します。

 

せっかく服用するのだからより効果的に、と考える方も多いと思いますが、漢方薬の効果をより高める方法はあるのでしょうか。

 

漢方薬は、風邪などの急性の病気の治療に使われることもあり、同時に「病気ではないがなんとなく体調が悪い」といった未病の治療にも用いられます。特に未病に関係が深いものが、日々の生活習慣です。

 

運動不足、栄養の偏り、ストレス、睡眠不足、喫煙といった、いわゆる「良くない」生活習慣の積み重ねにより体のバランスが崩れた状態が未病です。

 

そのため、未病の治療には漢方薬と合わせて「養生」を行うことでより一層効果が増すとされています。

 

養生の具体的な方法は、適度な運動を行い、血行を良くする、栄養の偏りがない食事をとる、ストレスを溜めすぎない、腹八分目を心がける、睡眠時間を確保する、体を冷やさない、といったものです。

 

これらは当たり前のようですが、多忙な我々が軽視しがちなことです。

 

特に、食生活の改善、軽い運動、体を温める、の3つが大切です。

 

食生活の改善では、少し糖質を減らすことを心がけましょう。現代はでんぷん質などの糖質過多の傾向があり、消化管に負担を強いています。

 

とはいえ、糖質は脳のエネルギーとなりますので、まったく摂取しないというのは危険です。

 

白米を玄米や雑穀米に変える、といった対応も良いでしょう。

 

運動をすると血行が良くなり、代謝・体温が上がり体質改善効果も見込むことができます。

 

適度な運動として推奨されているものは、毎日20分程度のウォーキングです。通勤・通学の際に一駅分歩く、エレベーターの代わりに階段を使う、といった心がけも大切です。

 

また、自動車での通勤を自転車に変える、といった対策も良いでしょう。

 

体を温めることは、血液の巡りを良くするため代謝の改善効果があるとされます。

 

代謝を上げるには、湯船に毎日20分ほどつかる、一枚多く服を着る、スープや温野菜のような温かい食べ物を積極的に摂取する、といったことが効果的です。

 

以上の3つの他に、養生法には多くの種類があります。

 

服用する漢方薬の種類により養生法は変わるため、具体的なものは専門の医師、薬剤師に相談することをおすすめします。

 

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