漢方で疲労は回復するのか?

疲労にも種類があります。労働による肉体的疲労、年齢的疲労、ストレスから来る精神的疲労、現代病でもあるパソコン、スマホの使い過ぎで起こる眼精疲労等あります。

 

症状としては、体が重い、ダルイ、ぼんやりする、気力が無くなる、頭が働かない、目がショボショボする、肩や腰の痛みが出る、根気が無くなる、イライラする、等々です。

 

漢方では、「気・血・水(き・けつ・すい)」というバランスが大事だと考えます。

 

簡単に言うと、「気」は、「エネルギー」の事。「血」は、血液、そして、「水」は、「血液以外の水分、体液」の事。

 

疲労は、エネルギーが低くなっていると捉えますので、この「気・血・水」の、特に「気」の部分が弱っていると考えます。

 

この「気」がなければ、「血」も「水」もうまくまわらないのです。

 

よって、ただ疲れているだけではなく、いろんな症状が出るのも当然です。

 

そう、元気の「気」は、とても大事なのです。

 

漢方では、この「気」を上げて、巡りを良くする生薬や処方があるのです。もちろん、「気」だけでなく、「血」「水」の巡りを良くするものも、たくさんあります。

 

疲労と言えば、「気」を上げていく、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が有名です。年齢的に疲れやすいとか、病後にも使います。

 

胃腸は「気」を作る大事な役目を持っていますが、特に夏場は、冷たいものの摂り過ぎで、胃腸が冷える方が多いです。よって、胃腸の動きが悪くなり、体調を崩すかたもいらっしゃいます。
そんな時は、人参湯(にんじんとう)や六君子湯(りっくんしとう)なども使えます。勿論、これらも「気」を上げてくれるのです。

 

また、ストレスから来る精神的な疲れは、落ち込んだり、逆にイライラすることもあります。これも「気」の巡りが悪くなっているという事ですので、また違う漢方があります。

 

いかがでしょうか?

 

このように、漢方というのは、疲労の種類によって、そして、その人の状態によって、使い分けが出来る素晴らしいものです。

 

漢方で、疲労回復は可能なのです。

 

疲れやすい方は、漢方で疲れにくい体へ体質改善をしていくことも出来ます。
また、なぜ疲れているのかその原因と向き合う事も出来ます。これは、自分自身を知るという意味でも大切な事ですね。

 

一晩寝れば回復する方も、もちろんいらっしゃるでしょう。しかし、慢性的に疲れている、疲れが取れないという方は、是非漢方の力を借りてみてはいかがでしょうか?

 

防風通聖散


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